2008年 10月 3日
大金星だった。第2シードのキング/孫に7-5,6-2。日本人ペアの決勝進出は02年の浅越しのぶ/宮城ナナ以来6年ぶりとなる。試合後の会見で「相手に仕掛けられる前に仕掛けようと思った」と森田。「ミスを恐れることなく積極的にプレーするよう心掛けた」と中村。攻撃的なプレーへの意識が2人を決勝へ導いた。
決勝の相手はジル・クレーバス(米国)とマリーナ・エラコビッチ(ニュージーランド)のペア。「ここまでは自分たちのプレーができている。明日は緊張するかもしれないが、雰囲気を楽しんで勝ちにいきたい」と中村が勝利への意欲を見せれば、森田は「ダブルスもシングルスと同じ位、自分にとっては重要なタイトル。ダブルスでの決勝進出は(07年10月のバンコク以来)2度目なのだが、前回は食あたりで決勝をプレー出来なかったので今回は気をつけたい」と語り、報道陣を笑わせた。明日は思い切ったプレーで栄冠を手にしてくれると期待しよう。
日本テニス協会広報委員会委員・フリーライター 成瀬悦朗