2008年 10月 2日
18歳同士の対決は、ランキングの差がそのまま表れる結果となった。森田と第1シードのウォズニアッキ(デンマーク)は、ジュニア時代から何度も対戦してきたライバル同士。しかし、現在のランキングは森田の136位に対し、ウォズニアッキは16位。ツアーでの対戦は初めての両選手だが、森田はランキングの差を少しでも埋めたかったに違いない。
出だしは「良すぎるくらい良かった」という森田が先行する。第1ゲームのウォズニアッキのサーブをブレーク。自身のサービスゲームもキープし、2−0となった。しかし、ここから6ゲームを連取され、2−6とウォズニアッキに奪われた。第2セットもウォズニアッキを崩すことができなかった森田は1−6で落とし、ストレートで敗れた。
「打ち合いになると、自分が走り負けていると感じて、無理に決めにいってミスが早くなった」ことが敗因の一つと分析した森田。「ループボールや甘いボールをドライブボレーで決めにいかなくてはいけないのに、その見極めが試合の中でまだできていない」と課題も口にした。同世代のライバルたちが世界のトップへ上り詰めていくことにも「焦りはない」(森田)。やるべきことを明確に自分の言葉で語った森田。今後の成長が期待できそうだ。
酒井朋子