2008年 9月29日
今大会注目度ナンバー1の錦織圭が有明コロシアム第3試合に登場、米国のロバート・ケンドリックと対戦する。ランキングはケンドリックの102位に対して錦織は85位。ここは難なく突破したいところだが、長身からのビッグサーブを得意とする選手だけに侮れない。昨年果たせなかった1回戦突破を当面の目標に掲げている錦織がホームでどんなプレーを見せるのか。日本中の注目が集まる中、大声援を背に国内初勝利を飾ってくれると期待しよう。
12年ぶりにツアーに復帰したクルム伊達公子は第2試合に登場。相手は第6シードのシャハー・ピアー(イスラエル)。今大会過去4度のシングルス優勝経験を持つクルム伊達にとっては慣れ親しんだ有明のコートだが、相手はいきなり“現在の”トッププロ。ランキング36位のピアーを相手にライジングショットがどこまで通用するか。
第6試合では、主催者推薦出場の伊藤竜馬がボビー・レイノルズ(米国)に挑む。伊藤の360位に対してレイノルズのランキングは84位。本戦初出場の伊藤にとっては高い壁だが、何とか食らいついてチャンスを見出してほしいところだ。
その他、日本勢では予選上がりの近藤大生がクロアチアのロコ・カラヌシッチ(ATPランキング103位)と、井藤祐一は豪州のジョセフ・シリアンニ(同144位)と対戦する。女子シングルスでは、予選を突破した藤原里華がチェコのペトラ・チェトコフスカ(WTAランキング86位)と、不田涼子はフランスのポーリーン・パルマンティエ(同48位)と顔を合わせることになった。
※ 天候不良が予想されるため、一部の試合は別会場で行われる予定です。有明コロシアム(有明テニスの森公園)以外の試合は、施設の都合により、観戦、取材はできません。ご了承ください。
日本テニス協会広報委員会委員・フリーライター 成瀬悦朗