2008年 9月28日
肌寒い天候の中、行われた予選2日目。男子シングルスでは、近藤大生が予選第4シードのブレンダン・エバンス(米国)をファイナルセットタイブレークで破り、02年以来の本戦出場を決めた。井藤祐一は岩見亮の怪我による途中棄権で勝利。本戦初出場を決めた。一方、本村剛一は予選第5シードのマーティン・スレイナー(豪州)にストレート負け。松井俊英も予選第1シードのダナイ・ウドムチョク(タイ)相手にフルセットに持ち込む健闘を見せたものの、惜敗した。
女子シングルス予選では、膝の怪我により1年以上もツアーから遠ざかっていた不田涼子が元気な姿を見せた。予選1でCHAN, Chin-Weiに6−1、6−4の圧勝。予選2回戦でも岡田上千晶を相手に6−2、6−3で勝利。1日で2試合をこなすハードなスケジュールを乗り越え、月曜日の予選3回戦に進出した。奈良くるみは、同じ91年生まれの中国台北の選手に勝利。藤原里華は浜村夏美をストレートで、瀬間友里加は米村知子をフルセットで退け、ともに予選3回戦に駒を進めた。飯島久美子は孫甜甜(中国)に、波形純理は予選第3シードのバニア・キング(米国)に敗れ、ともに予選2回戦で姿を消した。
日本テニス協会広報委員会委員・フリーライター 成瀬悦朗