2007年10月 7日
第1セットと第2セットはまったく別の試合だった。立ち上がりは荘/キングのペース。荘のテクニックとキングの思い切りのよさが噛み合い、いきなり5ゲームを連取した。一方の孫/晏ペアは、貪欲にポイントを取りにいくが、どこかちぐはぐだった。しかし、第2セットに入ると、孫/晏の戦術変更がうまくはまる。
「ダウン・ザ・ラインを多くしたり、Iフォーメーションを使うようにした。それが挽回できた要因だと思う」と晏。中盤に抜け出した孫/晏がこのセットを6−2で奪い、決着は、第3セットに代わるマッチ・タイブレークに持ち込まれた。タイブレークも一進一退。その中で目立ったのは、晏のハードヒットと孫のネットでの激しい動きだった。集中力でもわずかに上回った中国ペアがマッチ・タイブレークを10−6で制し、熱戦にピリオドを打った。
「グッドパートナーに恵まれ、いいプレーができた」と笑顔の孫。晏も「第1セットは少しナーバスになったが、第2セットはベストのプレーができた」と胸を張った。孫/晏はAIGオープン初優勝。荘は、昨年(パートナーはチャン・ユンジャン=中国台北)に続いて決勝で涙をのんだ。
広報委員・フリーライター 秋山 英宏