2007年10月 1日
センターコート第2試合に登場したのは、中国台北の盧彦勲とタイのダナイ・ウドムチョク。二人は05年度日本リーグ(実業団)で、チームメイトとしてソニーの初優勝を実現させた仲でもある。また、盧は中国台北のエースとして、ウドムチョクはスリチャパンと並ぶタイのエースとして、母国の大きな期待を背負う二人だ。
第1セットはお互いにややちぐはぐした展開となった。ウドムチョクは第4ゲームでフォアハンドのミスを連発し、サービスダウン。だが、盧もサービスゲームで4本立て続けにミスを重ね、簡単にブレークバックを許してしまう。結局、このセットはタイブレークにもつれ、ウドムチョクが7−6で奪う。
第2セットは互いにサービスキープで試合が進んだ。第7ゲームで一度は均衡が崩れ、盧がブレークで4−3とリード。ここでウドムチョクは背中の痛みを訴え、メディカルタイムアウトを取った。再開後の第8ゲームは盧がしっかりキープし、5−3。しかし、ウドムチョクもそこから生き返った。2ゲームを奪い返し、再び5−5のタイに。
この土壇場で、これまでミスが目立っていた盧のストロークが冴え始める。タイブレークでは、ウドムチョクにマッチポイントがあった。しかし、盧はサービスエースで危機を脱し、逆に2ポイント連取。タイブレークを制し、セットカウント1−1とする。ウドムチョクの攻撃的なショットをストレートに切り返してウイナーを奪うなど、盧のショットが鋭さを増していた。
第2セットを奪い返した盧にエンジンがかかった。両手でたたき込むバックのダウンザラインでエースを奪い、少しずつウドムチョクの戦意を失わせていく。第1セット、第2セットとも粘りを見せたウドムチョクだったが、第3セットは追いすがるスキも与えられず、1−6で敗れた。
2回戦に進んだ盧の次の対戦相手は、今大会第9シードの李亨沢(韓国)。今年の全米オープンでベスト16に進むなど、こちらもアジアを代表する選手の一人だ。31歳の李が貫禄を見せるか、24歳と伸び盛りの盧が勢いを見せるか、再び、楽しみなアジア対決が実現する。
広報委員・フリーライター 酒井 朋子